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不動産登記の権利部とは

不動産登記簿は現在データ化され、正式には不動産登記記録と呼ばれます。
土地や建物など大切な財産の所有権を示すという役割は変わらず、適正な取引のためにも大切な保管データとされています。
登記記録には表題部と権利部があり、表題部は不動産の物理的な状況が記録されている部分です。
土地と建物それぞれに分けて記載されていますが、土地の場合は所在や地番、地目や地積などが記載されます。
建物は所在や地番のほか、家屋番号や建物の種類、その構造や床面積なども記録されます。
不動産登記が義務付けられているのはこの表題部のみで、権利部は法律上登記の義務付けはありません。
権利部は、その名の通り不動産の権利関係が記録されている部分です。
義務付けはないものの、もしその不動産の購入を検討しているのであれば、権利部の内容は確実に確認しなければなりません。
権利部は甲区・乙区2種類に分かれていて、甲区には権利のなかで所有権に関する内容が記載されています。
乙区にはその不動産に対して誰がどんな権利を持っているかが記載されています。
取引をするうえで非常に重要な内容となりますので、必ず確認してください。

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